2004年11月30日(火)08:26
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帰ってきてすぐ床について10時間寝たら 当然のようにもう次の日の朝で、当然のように出社。
あと、すごい体調悪い。 なんか普段の体調の悪さに加えて、普通に風邪引いたような。 10時間寝たはずなのに眠い。
グレッグイーガンの幸せのかたちを買ってきた。 今、中島らものガダラの豚の中巻を読んでるとこでタイミング的にはわるいんだけど ガダラの豚が幸いにも面白いので、はやいとこ読み終えてそっちを読みたいと思う。
いつも思うが、中島らもは一般読者が知らない知識を小説中へ出す加減が絶妙。 全く知識的なことがなければ、出来の悪いライトノベルみたいに 将来性の無い作家が書いたような感じの陳腐な小説になるし 知識を詰め込みすぎれば、衒学的を通り越して専門書になってしまう。
グレッグイーガンについては今年の2月くらいに 見下げ果てた日々の企ての書評を見て、買おうと思ってリスト化していたんだけど ついつい購入が遅れてしまった。 その理由については他にも(当時)買おうと思っていたもののリストを見ればわかるとおもう
・テッド・チャン(訳:浅倉久志他)「あなたの人生の物語」 ハヤカワ文庫SF ・グレッグ・イーガン「しあわせの理由」ハヤカワ文庫SF ・佐藤哲也「異国伝」 河出書房新社 ・レオノーラ・キャリントン(訳:野中雅代)「耳ラッパ」 工作舎 ・ダン・シモンズ(訳:嶋田洋一)「夜更けのエントロピー」 河出書房新社奇想コレクション ・【単行本・小説】 トム・フランクリン(訳:伏見威蕃)「密猟者たち」 創元コンテンポラリ ・【単行本・小説】 アーヴィン・ウェルシュ(訳:風間賢二)「スマートカント」 アーティストハウス ・【単行本・小説】 森見登美彦「太陽の塔」 新潮社 ・【単行本・小説】 シオドア・スタージョン(編:大森望)「不思議のひと触れ」 河出書房新社
出版社が微妙にマイナーなのだ。 八王子に住んでいたころは近場に巨大な本屋が無かったために 大手出版社以外の本はAMAZONで一括して買うことにしていたんだけど いつかと思っているうちに注文し忘れたのが今頃買った理由だったりする。
ともあれ、グレッグイーガンという名前については2,3度目にしたことがある。 なにやら"ハードSF"とか。
個人的に、SFというジャンルについては "現実では決して無いだろう世界をまるで現実にあるかのように書いた小説" だと思っている。 つまり、あり得なさ具合も重要なんだけど、それ以上に現実的だとこちらに思い込ませてくれるかどうかってのが 自分にとっては重要な要素になってくる。
そこでおもうに、ハードSFってのは現実的だと読者に感じさせるアプローチが"ハード"的である。 つまり、物理的にだったり科学的に描写するSFなんじゃないかなあと。
もしそうだとしたら、自分の考えているSFにより合致する内容だって事になるので 期待できそうだ。
関係ないことだけど、「あなたにとって〜とは?」ってきかれて 「自分にとって〜とは、『〜〜〜〜〜』ということです。」 って考えずに答えられるっていうのは結構大事なことって言うか 自分の興味を正しく計る上で助けになる。 俺が小説に全く興味が無かったら 自分にとってSFとはこういうものだ、なんて考えずにパッと答えられないからなあ。
マジ主任が頼りない。
リーダーとは先導する人のことで、上司はリーダーのはずだ。 部下に積極的な進言や方向性の検討を求めるのはいいけど あくまでも自分が先導者で、部下のそれは参考材料だと割り切らない上司は自分の役割をこなせていないことになる。 部下の判断や決定や検討を方向性決定の主体にするなら、それは部下がリーダーだということになってしまう。
リーダーとしての役割をこなせていない上司が居ることは、会社のシステム、仕組み上の不具合じゃない。 上司をとっかえれば改善されることだ。 それができないとなるとシステムを改善するしかない。 しかし、それも出来ないとなると もうお手上げ。 | | |