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酒 Archive
毒
今日は友人の結婚式の2次会にいってきた。
他人の幸せが、自分の幸せの一部になってくれることはそうそう多くはないので、記念すべき日だった。
新婦さんが自分に抱いてくれている親愛の感情はとても信頼できるもので感謝している。
観察者となって万が一にも悪影響を与えないように、たまの喜びを共有したい。
お子さんを作る予定はないということだけど、今から楽しみだ。
新郎さんは直接の知り合いでは無かったけれど、新婦さんと会うときはいつも新郎さんを褒めるので
知らずのうちに少し尊敬の感情を持っている。
ただ、基本的に社交性のない自分側への理解はおそらくされづらいと踏んでいるので、あまり関わらないようにしている。
どちらかというと参加者に知り合いは少なかったが、親しい人も居て、その親しさの根拠となるようなものを再確認して。
少し、昔の思い出にとりつかれそうだ。
微妙に関連して、最近、会うなどして人との繋がりを張って、総合的に好ましい感覚を得ることが出来ない。
何か悪い感触や、好ましくない感覚が残って後を引く。
完璧主義?的な部分からか、ほんの少し何か引っかかるだけで、それが目立つ。
ぷつぷつとそういうのが目立つようになって、大局として、人と関わること自体に消極的になってきた。
毒が一滴混ざって台無しになるような。
それとも自分の中の何かの変化によるのか。
悪い感触を全く受けたことがない人も希にいる。
そんな人付き合いしちゃいないけど、もう人付き合いには愛想が尽きた。
脱線するけど大局を上手に見ることが出来るっていうのはいい。
自分がいくつかの事柄から、大局を思い描いて、知ってということをしているうちに
才能のある人だったら1から全体を見られるんだろうなと思うと羨ましい。
昨日は職場のお客さんと飲んできた。
電電公社からの人で、酒好きで豪放な感じだ。
それは良いとして、一緒のペースで飲んだら飲み過ぎた。
今日は朝からひどい二日酔いだった。
最寄り駅から部屋に入って寝るまでを殆ど覚えていない。
今年に入ってから上手な飲み方が出来ていないし、はっきりと体調が悪くなった二日酔いは初めてかもしれない。
やっぱ酒って、ワインを水代わりにするような強い人たちのもんなんじゃないか。
今の10倍強くなったら、ビールはもっと美味いだろうと思う。酔ってしまわずにすむから。
自分には毒だ。
もう酒には愛想がつきた。
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怪異
ぐるりのこと。 [DVD] 木村多江, リリー・フランキー, 倍賞美津子, 寺島 進, 橋口亮輔 VAP,INC(VAP)(D) 2009-02-25 売り上げランキング : 330 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ぐるりのこと。とアキレスと亀を見た。後ウォンテッドを見た。
ぐるりのこと。は厳しい現実に打たれてへたばりそうになってしまった夫婦が
90年代を通じて活力を取り戻していく様を描いた映画だ。
演じている人達がとても、魅力的で、自分自身の人生を利用してやっている感じがする。
特に、リリー・フランキーは、あんな人なんじゃないかと思う。
木村多江はとてもかわいかった。
アキレスと亀もある男と、その男の夫婦の関係の話だ。
絵を描く男の生き方も、それを包み、寄り添う妻の生き方も、風変わりだ。
体当たりするつもりで鑑賞して楽しむと良いと思う。
ウォンテッドは馬鹿っぽかった。
アクション映画というのは、良い意味で、馬鹿っぽさという性質を強めてあると思うのだけど
普通のアクション映画よりも、その傾向が強かった。
それは個性であるので、誰にでも楽しめるというような幅を少し狭めてしまう場合がある。
弾丸が頭蓋を貫くということを、あまり具体的に想像しないたちであれば、より良く楽しめる。
水曜日は、職場の後輩と肉を食いに行った。
肉も食い終わり、まだ9時にもならないので、ちょっと行ってみようと言うことでバーというものに行って見た。
オーセンティックバーと書いてあったのはバーナビで見ていたけど
まさか葛西なんかにあんなようなバーがあるとは予想の埒外だった。
カウンターのみ7席で、メニューも置いてないという、恐らく若い人はそんな飲み屋があるとは知らないような感じの
薄暗い店だった。
マスターはとても良い感じの方で、雰囲気の中に人懐こさもにおわせていて、一人で少し寄るには良さそうだった。
途中から来たおじさんが自分たちに一席打ってきて、人の話を聞くのが好きな自分たちは、快く拝聴した。
バーで良い酒を飲むのは良いとか、そういうようなお話だった。
見事な応対の褒美としてか、おじさんに一杯ずつ奢ってもらった。
そんなこともあり、色々飲んでみたいという欲も出たからか、飲み過ぎてしまった。
今年に入って酒が抜けきるのが次の日の午後になるようなほど飲んだのは、3度目だ。
去年は一度もなかったかもしれないのに。
ハイチオールCの庇護の下、気をゆるませ過ぎていて、ついつい量が増えてしまうのだろうか。
機会を見つけては、少し自重したい。
次の日の朝、例外なくダウナーな感じに襲われ、毒素が抜けきるまで耐えて忍ぶ覚悟で横になっていたら
ここでまた貴重な体験をした。
幽霊である。
ほぼ間違いなく幻覚であるので、心霊体験としてしまうと誇張があるが
そこは大いに誇張して話の種としていきたい。
実際には、6時かそれよりも早い時間、夢と現実の狭間にいるような意識で
子供、もしくは女性の話し声が左方から聞こえた。
その直後、自分の寝ている寝床を、波紋のような形だと想像できる揺れが走り、同時に嫌な予感がした。
寝たまま見える正面方向の窓にはカーテンが掛かっており、そのカーテンの上には黒のパーカーとシャツなどが部屋干ししてあるのだけど
それが黒髪白衣の女に見えた。
視力が損なわれているからか、寝ぼけているからか、ぼんやりとしており
ぼんやりとしていなかったら、間違いなくパーカーとシャツだった。
必死に喝を入れて、寺生まれのTさんばりに撃退しようとしたが、喉がからからだったためか
「かっ」という掠れた音が漏れ出るだけだった。
何度かそういったことを試みた後、自然と体の自由がきくようになり、そのまままた寝たような気がする。
以前、目を開けたまま金縛りにあった時は天井だけが視線のさきにあったからか何もでてこなかった。
貴重な体験が出来たと思う。次回は体の自由が万全な時に、また怪異と遭遇したい。
今日は朝から髪の毛を切って来た。
夕飯の買い物も済ませたので、今日は余裕がある。
最近、ジャック・ケルアックの路上という小説を読んでいる。
自分の人生に無責任になることについて少し考える。
後、とてつもなくどうでも良いことを話すきっかけとして、一杯話しかけてくれると
よっぽど好いてくれているのかと嬉しい気分になる。
NANAの21巻が出たので読んだ。
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