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2009年5月 Archive
リンゴとブドウ
ハッピーフライト ビジネスクラス・エディション(2枚組) [DVD]
ハッピーフライトとセルラーをみた。
ハッピーフライトはとても面白かった。
ぴりっとしたプロフェッショナルの気質と、心温まるやわらかなエピソードと
好奇心をそそる普段見慣れぬ航空業界の裏側が相俟って、見ていて飽きない。
それぞれのキャラクターの存在感も、過不足無くちょうど良い感じだし、みんな良い。
完成度という意味では、高いんじゃないかと思う。
寺島しのぶも好きだし、吹石一恵も若い人だけど珍しく好き。綾瀬はるかも面白い顔してる。
セルラーは携帯電話を軸にしたサスペンス。
わけもわからず監禁されてしまった女性が、部屋の中の壊された電話を寄せ集めて修理し、やっと繋がった先が今時の若者という流れ。
次にどうなるのかわからなくて、はらはらして、テンポも良く、隠し味程度にコミカル。
女性役の演技は真に迫っていた。
完成度という意味ではどうしてもサスペンスものは細部にこじつけが入ってくるけれど、総じて出来映えの良い映画だった。
フォーンブースと脚本の人が一緒だそうだけど、まだそちらは見ていない。
後、シンセミアを読んだ。
長い。緻密で壮大で、完成度も高い。
人々の関係性は粘度高く描かれ、事実や出来事の連なりから、連鎖、爆発までを含んでいて、たたみかけてくる。
あまり優しさがないので、人によっては嫌になってしまうかもしれない。
行こうと言われたので、昨日も一ヶ月ぶりにノブと葛西のbarにいって飲んできた。
夕飯に人気のあるらしいつけめんを二人で食ってからいった。
無口な自分と違って、しゃべるのが好きな連れがいるおかげで毎度他の客と会話がある。
来月実家に帰る話をしたら、バイクの後ろに乗せてやるから一緒に帰ろうと持ちかけられたが、日の折り合いが合わなかった。
マスターは先日フランスに買い付けと勉強にいってきたとかで、リンゴの酒があった。
他の客が勧められた関係で、初めてグラッパというのを飲んだが
やはりちょうど良い酒量には一杯多かった気がする。
人嫌いのようなものはゆっくりと進んでいる。
おそらく傾向としてはあまり良くない。
間違いなく、思考停止も巻き込んでいる。
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毒
今日は友人の結婚式の2次会にいってきた。
他人の幸せが、自分の幸せの一部になってくれることはそうそう多くはないので、記念すべき日だった。
新婦さんが自分に抱いてくれている親愛の感情はとても信頼できるもので感謝している。
観察者となって万が一にも悪影響を与えないように、たまの喜びを共有したい。
お子さんを作る予定はないということだけど、今から楽しみだ。
新郎さんは直接の知り合いでは無かったけれど、新婦さんと会うときはいつも新郎さんを褒めるので
知らずのうちに少し尊敬の感情を持っている。
ただ、基本的に社交性のない自分側への理解はおそらくされづらいと踏んでいるので、あまり関わらないようにしている。
どちらかというと参加者に知り合いは少なかったが、親しい人も居て、その親しさの根拠となるようなものを再確認して。
少し、昔の思い出にとりつかれそうだ。
微妙に関連して、最近、会うなどして人との繋がりを張って、総合的に好ましい感覚を得ることが出来ない。
何か悪い感触や、好ましくない感覚が残って後を引く。
完璧主義?的な部分からか、ほんの少し何か引っかかるだけで、それが目立つ。
ぷつぷつとそういうのが目立つようになって、大局として、人と関わること自体に消極的になってきた。
毒が一滴混ざって台無しになるような。
それとも自分の中の何かの変化によるのか。
悪い感触を全く受けたことがない人も希にいる。
そんな人付き合いしちゃいないけど、もう人付き合いには愛想が尽きた。
脱線するけど大局を上手に見ることが出来るっていうのはいい。
自分がいくつかの事柄から、大局を思い描いて、知ってということをしているうちに
才能のある人だったら1から全体を見られるんだろうなと思うと羨ましい。
昨日は職場のお客さんと飲んできた。
電電公社からの人で、酒好きで豪放な感じだ。
それは良いとして、一緒のペースで飲んだら飲み過ぎた。
今日は朝からひどい二日酔いだった。
最寄り駅から部屋に入って寝るまでを殆ど覚えていない。
今年に入ってから上手な飲み方が出来ていないし、はっきりと体調が悪くなった二日酔いは初めてかもしれない。
やっぱ酒って、ワインを水代わりにするような強い人たちのもんなんじゃないか。
今の10倍強くなったら、ビールはもっと美味いだろうと思う。酔ってしまわずにすむから。
自分には毒だ。
もう酒には愛想がつきた。
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まくら
きみに読む物語とトウキョウソナタを見た。
きみに読む物語は恋愛をあつかった映画で、人に勧められたので見た。
恋というやつにそんな口出しできる立場じゃないけど
特に前半の、恋が芽生えて育っている部分は、とてもよかった。
理屈じゃなく心が染まっていって、意志や行動や気分が左右される様は病のようだと昔から見立てられるけど
そういった部分が感じられて良かった。心から求める感じ。
ただ、決して緻密には描かれていないけど。
後、個人的に、スパイダーマンのヒロインのキルスティン・ダンストがとても好きな感じなので
本作のヒロインもかわいらしくてとても好き。
トウキョウソナタは家庭にあったひびが奇妙な形で広がっていく映画。
グーグーだって猫であるにもでてたけど、小泉今日子はなんか華がある。
おばあちゃんになっても、残りそうな種類の。
香川照之もいつもどおり。
静かな中にも、ちゃんとリズムがある映画だった。
香川照之→坂の上の雲(ドラマ)とwikipediaで見ていったら、小説が読んでみたくなった。
明日は髪を切ってくる。
いつも事前に予約するのに、今日予約しようとしたら休みだったので
営業開始時間に電話をかけて午前中にいく。
髪の毛もなんか年をとるにつれて少しずつだけど、確実に変わってくるね。
今日は37.4度まで微熱がでていた。
37.5を超えると寒気がし出してくるのでもう少しハッキリわかる。
なんなのだろうね。
気付いたのが、5年くらい前というだけで、もっと前から出ていたかもしれないとは思う。
ただ、それまでに熱をはかったときは、36.5を下回ったことがあったはず。
今はきっちりぴったりと、36.8を下回らない。
後、まくらがぼろぼろになってきたので、そろそろ買い換えたい。
穴が開いて、以前ホッチキスでとめた。
なんかきっかけがないとめんどくさくてかわない恐れがあるで、いっそのこと砕け散ってほしい。
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gliffy
色んな図形を楽にかけると気分が良い。
ただ、そういった仕事は苦手であんまりやったことがないので、いつか本でも買い込んで
見やすさとか情報の整理に主眼を置いたデザインについて、体系化された知識をするする吸収したい。
visioは高い。Illustratorはもっと高いか。
無料のなら、openofficeのdrawはよさそうだ。
webベースのgliffyというツールも使いやすそうだったのでメモしておく。
前はフリーに近かったけど、今は月5ドルで有料なのかな。
後Dia for Windowsというのがあってgnome関係のダイアグラムエディタだそうだ。
gliffyはなんかおしゃれな感じのデザインでいいけど、最新のvisioの傾向としてなんか素材の3D化があるとか。
3Dっぽいオブジェクトを素材として用意するよりは、爽やかな感じの配色とグラデーションがあるといいと思うんだけどね。
デザインにおける配色についても、学問として知識が整備されているはずなので、いつか利用したい。
WEBなんかは最も身近なデザインとして近年はびこってるから、そういったtipsも無料でありそうだ。
後、俗に言う豚インフルエンザの感染者が、神戸で確認され、大作レベルが国内発生早期の段階に移行したようだ。
関西での発生とはいえ、関東まで新幹線でひとっ飛び。少し不安を感じるのが正直なところ。
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蒸す
- 2009年5月13日 21:28
- 雑記
ちょっと湿気が多くなると、蒸し暑くなるようになってきた。
汗が出はじめるようになってきた。
ちょっと夢を見た。
冴えない女が、何故か木の枝で首輪だかネックレスだかをつくって、自分につけてくれているところが
印象に残っていて、とても親密だった。
そこには下心が全くなかったが、単なる愛情に終わらない穏やかで恋らしくない恋のような感情があり、互いの存在の魅力に惹かれている空気が流れていた。
自分の一挙一動、言葉尻の一つに至るまでへの反応で、それがわかった。
相手には決まった異性がいるような感じの設定であり、恐らくその相手が一緒の場にいた。
異性への感情を、相手の女性的部分に感じる恋と、相手の人間的部分に感じる愛と、区分けて認識していたけれど
そのきれいに示された前提が覆るかもしれないような、そんな夢だった。
キャラクタのモデルはおそらく現実世界の知り合いだとわかる。
女性的魅力への反応をドキドキと言い換えれば、ドキドキしたことなんかはないような相手だったが。
一度通り過ぎたこと、一度自分の一部として組み込んだ喪失やなんやかや、人生そのものの伸張によって相対的に薄まった過去の事実なんかは
自分のけじめのつけたがりもあってか、過去のこと以上の意味を持つことは一向になかったけど
夢のせいか、何かちょっと違う気分だ。
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江戸川
チェ ダブルパック (「28歳の革命」&「39歳別れの手紙」) [DVD]
GW中は親が東京の方まで出てきたので、柴又の帝釈天と葛飾柴又寅さん記念館にいってきた。
実は男はつらいよは一回も見たことがない。
近くを流れている江戸川の堤防はちょっとそこらにない開放感がある広い空間になっていて、緑に覆われていて人々の憩いの場になっていた。
サッカーグラウンドやなんかもいくつかあって、少年達がボールを追いかけていた。
そこらへんの公園よりよっぽど気持ちの良い場所だった。
帝釈天はなんか名前がかっこいい。
GW中だったからか観光客でごった返していて、参道沿いの食べ物やは繁盛していた。
ただやっぱ、外に出るとだと思うんだけど、疲労感が強い。
以前よりその傾向が強い気がする。
慢性疲労症候群についてはここ数年で目立った発見もなさそうだ。
疲労感で寝込んでしまうほどの症状の人はよほど辛いだろうと思う。
奥田英朗の伊良部先生三部作?を読んだ。
空中ブランコが直木賞だったかな。
とにかく読みやすい。ライトノベルなんて比じゃない。三冊くらいすっと読み終わる。
それでいて、読むのが心地よい。
精神医学を絡めてあるけれど、ストーリーなんかはオーソドックスを徹底していることと
登場人物についても上手にコンパクトにまとめていることから、読みやすさが際立っている。
読むのが心地よいのは、主人公の伊良部医師によるところが大きい。
登場人物の悩みの種である状況が、このドクターに関わったことでどちらかというと必ず好転すること
そして、当の本人は悩みなんか無さそうなこと。
そういった方向付けを持たせることで、読書そのものが万人向けのカウンセリングのようになって、読みながら安心できる。
心の中の引っかかりなんて簡単に解決するし、そもそもそんなこと大したことないんじゃないかと。
ワールド・オブ・ライズを見た。
ディカプリオは好きだ。
中東を舞台に、現地の諜報部員と、CIAだかが情報戦を繰り広げるという話。
悪くはない。できばえは良い。
後、CHEチェ 28歳の革命をみた。
これはとても丁寧につくってある、ベニチオ・デル・トロ演じるゲバラの革命家への成長の物語。
とても地味な映画を期待してみると、良い。
ゲバラマニアがみるとどう思うかはわからない。
ただ、同志となろうとする人間が読み書きが出来るかを気にしていた描写や
反乱軍の生活の中で、医療や教育をないがしろにせず、秩序を維持すべく活動しているゲバラには信念があるように見えた。
39歳 別れの手紙は1ヶ月後にDVDになるので、また見る。
最近、FF10のプレイ動画を見ている。
偶数番はストーリー重視というような話があったような気がするが、見ていて面白い。
後、女性陣のキャラクター設定が優れている。
これでもかというほど、魅力を溢れさせている。みんな良い。
リアルタイムでこの作品を少年時代に楽しめたら、素敵だと思う。
ニート時代にやった11はいまいち記憶に残ってない。
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午後4時
コッポラの胡蝶の夢の続きを見た。
抽象的で正直はっきりわからないけど、
パリ、テキサスを見た。
最初の方の言葉を発しないその空気が、奇妙だった。
ストーリーが進むにつれ色々わかってくるタイプの話だけど
恋だの愛だの言っても、そういうものに対して破滅的になる人じゃないとよく理解出来ないかもしれない。
関係の中で片方だけが感情を破滅的に発展させたら、関係が早い段階で破綻するだけだけど
お互いが破滅的だったら、関係はそんなに早く損なわれてくれない。ちょっと矛盾しているようだけど。
後、特に、子供と、ヒロインがとてもうつくしかった。
宮廷画家ゴヤは見たを見た。
ストーリーがマイペースに流れていく感じだった。
ノーカントリーにも出ていた、ハビエル・バルデムがでていて、相変わらずだった。
ナタリー・ポートマンにはmixed なfeelingを持っていますが、この中では良かった。
社会情勢に拠る価値観の変異やその中での数奇な運命が描かれていたり、当時の文化を垣間見られたりで
落ち着いてみるには良い。
イヴの時間のパート4がYAHOO動画で公開されていた。
古いパートも、7日まで見ることが出来るようになっていた。
1話15分で、丁寧につくってある。
午後4時くらいに電車に乗ると、近くに高校があるせいか、女子高生がいっぱいいる。
この前は、正面に座っている数人の女の子が短いスカートで超頻繁に足組み替えていて
超見て欲しそうだったけれど、本から顔を上げてはあげなかった。
15分くらいで一人2,3回ずつくらい組み替えてた。
気持ちはわかるような気がする。
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無性に
やられた。
きっと何百回この人の新作読んでも同じように、決まったように
そしてひょっとしたらあだち充の思ったように、心を揺るがされる。
心の動かされようは不快ではないから、あだち充らしさであるお決まりの部分に文句を言う訳じゃない。
ただ、感情移入させられて、悲しみに染まらされる。
面白くなくて良いから、最初のまま、幸せになってほしかったよ。
ただでさえ泣き虫だから嗚咽がとめられない。
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