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2009年6月 Archive

Nirrimi

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)

 

坂の上の雲を読んだ。

明治の初期の日本を正岡子規や秋山真之、秋山好古の交流を中心に据えて書かれている。

江口達也の漫画である日露戦争物語でこのあたりの頃のことは読んでいたけれど

初めて、この坂の上の雲を意識して書かれた漫画だと知った。

というか、司馬遼太郎のこういうちゃんとしたのを読んだのが初めてだった。

 

元々、おーい龍馬で読んだことから、坂本龍馬が好きで、幕末が一番好きだったけれど

この明治の始まりの時代も、とんでもなく面白い。

江戸末期の終わらせるための途轍もないエネルギーに対して、まさに始めるためのエネルギーに満ちていて

それはひょっとしたら更にエネルギッシュかもしれないと思わせる。

 

じゃあ、そんな始まりの日本において、後世に名を残した若者はどう生きたのか。

おそらく、これを読んでその面白さに気付けば、人生が変わらずにはいられない。

 

 

 

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nirrimi photography.

 

Galleries / Fashion / Nirrimi 

16歳のフォトグラファーらしい。まるで写真じゃないみたいだ。

 

 

最近、昼寝を毎日している。

ぼっと起きてたって、何をすればいいか。

自分以外の誰かがやればいいことは、誰かがやればいい。

自分がやらねばならないことは、誰にもやらせない。

 

実際に会ったこともないし、喋ったこともないのに、知り合って8年かそこら、毎年誕生日のお祝いメールをくれる子がいる。

そういう小まめな習慣がある子だとはわかるけれど、それでも直接的なやり取りが一切ないのに、送り続けてくれる理由がわからない。

その子の中で自分が大層な位置を占めたことはないはずなので、忘れさられても当然と思う。

そもそも、とくに女性は、俺が他人を(とくに女性を)全く必要としないことに敏感で、初期の段階から関係構築への関心を失うケースが多い。

知人として支えたり、大事にしてあげたいが、そう思う女性の知人は遠方にいることが多く、残念だ。

 

首夏

砂と霧の家 特別版 [DVD]
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チェ ダブルパック (「28歳の革命」&「39歳別れの手紙」) [DVD]
チェ ダブルパック (「28歳の革命」&「39歳別れの手紙」) [DVD]

 

東のエデン 第1巻 (初回限定生産版)【Amazon.co.jp 限定リバーシブル・ジャケット仕様】 [Blu-ray]東のエデン 第1巻 (初回限定生産版)【Amazon.co.jp 限定リバーシブル・ジャケット仕様】 [Blu-ray]

チェ 39歳 別れの手紙を見た。

相変わらず淡々と、革命を成すためのゲリラによる武装闘争を中心に進む。

前作から舞台をボリビアに移し、あまり知られていない(であろう)キューバ後のチェ・ゲバラを描く。

元々よく知らないので判ずることができないけれど、多分、綿密に作られた映画なんだろうと思う。

正直、ゲバラの生涯についてはこの映画で初めて知った。

説明のようなものは当然のように挿入されないので、一通りお勉強してから見るともっと楽しめるかもしれない。

縁が遠いものだから、革命について少しでも語れる日本人は少ないだろう。

見終えて自分は、まず坂本龍馬を思い出した。

 

砂と霧の家を見た。

事前情報一切なく見た。

ある家をめぐっての利害の物語と言えば一言ですむが、なんとまあ。

自分をしっかりと持たずに鑑賞すると、たかが物語にざぶりと価値観をすくわれ、混ぜ返されかねない。

役者はとてもよい。

 

後は東のエデンを見た。veohにあった。

あまりアニメはみないので比較できないけれど、すっきりとまとまっていて面白い。

映画を二作作ると言うことで、謎が残りまくっているわけだけど、それを感じさせない。

ハチミツとクローバーの人がキャラクター原案?のようだけど、それも妙なすっきりさに一役買っている。

良い意味でも悪い意味でもあくがないので、攻殻機動隊レベルでのキャラ萌えは引き起こさない。

 

 

今日は26歳の誕生日だった。暑かった。 

そろそろ、転職活動に使う書類を作っておかないといけない。

こういう時、頼れる相手や、少なくとも対等の相手がいれば仕上げが楽だ。

職務経歴書はたたき台が出来たけど、面接用の考察とか、別の書類は手がついていない。

 

英検一級は受ける目処もまだ立たない。リスニングとリーディングともにある程度になったので、そろそろ過去問題集に手をつける。

受けるからには勝算のある勝負をしたいけど、このまま無為に毎日二時間半を費やすだけでは、アウトプット部分の伸びが期待できない。

英会話学校に行ってみたい。

 

6/30に情報セキュリティスペシャリストの合格発表がある。

正直なところ、100%受かるとは言えない。

試験はある程度水物とは言え、その時点でもう自分にがっかりする。

生殺しのこの時期、精神的に誰かにもたれたい部分もあるけれど、これについては宿命のようなものなので諦める。

もし落ちたら秋に受け直すので、資格的には半年の滞留を余儀なくされる。

なんの独占的な利得もない国家資格なのに、少しでも執着を生んでしまうところが、自分の成熟の足りなさの証だと思う。

26歳の前半における、ただの半年という時間を放り捨てることが出来ない。

 

今日は少女の出てくる夢を見た。

おばあちゃんの家にいたので、いとことかそういうものかもしれないが、中学生くらいと、高校生くらいの少女がいた。

手をにぎってあげたことは印象的で覚えているが、後は良く覚えていない。

変な話でなく、子供の純真さ、かわいらしさと、女性のかわいらしさがあわさって、とても価値のあるものに思えた。

後、最近よく思うのが、手をにぎること。臆することなく、双方に利益ををもたらすような形で、手をにぎっていきたい。

これも変な意味でなく。変な欲求はもう尽きそう。

そば

  • Posted by: three_eight
  • 2009年6月18日 22:54
  • 映画 | 雑記

戦場からの脱出 [DVD]
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私は貝になりたい スペシャル・コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]
私は貝になりたい スペシャル・コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]

 

私は貝になりたいを見た。

所ジョージがやってたのを小さいころに見た覚えがある。

小さかったので、寝る時間が来て、全部見れなかった。

中居君のなよなよ感がよかった。これが全編での自然さにつながっている。

ただ、わかりやすい演技をしようとしてか、家族でのシーンはみんな空回りしている気が。

 

それと、戦場からの脱出をみた。

ターミネーター4で主演するクリスチャン・ベールが出ている。

おそらくそれの絡みで、DVD化されたもの。

実話を基にして作られている、捕虜となった戦地から脱出を試みる物語。

マシニストほどではないけれど、がんばってやせていて感心する。

後、プライベートでも自信家なのかもしれないけれど、捕虜となっても自信満々なところが頼もしい。

地味で、これといった見せ場なんかもないし、深みを持たせることも難しい感じだが、クリスチャン・ベールが好きだったら良いかも。

 

 

 

そういえば、新しく買ったIPODもなんかおかしい。

24時間程度連続再生できるはずが、細かく再生と停止を繰り返したりすると

実質4時間も再生する前に電池がなくなる。

昨日書いたのと含めて、自分に対する物質世界の敵性行動かもしれん。

 

後は、太ったようなので蕎麦を買い込んだ。

朝と夜はざるそばでいいや。

去年の11月からみると4キロくらい太った。

重さだけでなく脂肪もあるようなので、リアルに太るということが起きている。

気休めのような筋トレはずっと続けている。

少し気を抜いただけでこうなるとは、太りやすい体質のようだ。

 

2,3年前のmixiの日記をざっと眺めたら、あのときは色々外に出ていた。

変化そのものは緩やかに感じられる癖に、自分は節目で人が変わったようになる。

 

rainy season

ナラタージュ (角川文庫)
ナラタージュ (角川文庫)

シティ・オブ・ゴッド DTSスペシャルエディション (初回限定2枚組) [DVD]
シティ・オブ・ゴッド DTSスペシャルエディション (初回限定2枚組) [DVD]

ターミネーター3 スタンダード・エディション [DVD]
ターミネーター3 スタンダード・エディション [DVD]

 

シティ・オブ・ゴッドを見た。

ブラジルの映画で、神の街と呼ばれるスラムの地域での抗争と移り変わりが、実話をベースにして 描かれている。

危なくて長く穏やかな生活が望めないからか、出てくる人達には生きている感じがする。

リトル・ゼは悪役。編集も良くて、テンポが良い。

そんな感じ。

 

後、ターミネーター3を見た。

以前見ようとして途中で見るのをやめてしまった。今回は全部見た。

思ったより悪くないし、やっぱシュワちゃんがいるだけで安定する。

吹き替えの声優さん含めて、子供の頃からのアレかもしれない。

悪いところがあるとすれば、他の登場人物に輝きのようなものがない。

シティ・オブ・ゴッドの端役のほうがはえてた。

4は面白いとか。

 

後は、ナラタージュを読んだ。

前名前は聞いたことがあったんだけど、恋愛の小説だった。

感情はまさしく言葉通り発露して、何かの行動になったり、場になったりするけれど

そういう部分はきちんとかけている感じがした。間違ってないというか。

理屈を介さない理解に結びついたのはその辺だけだったけど、主人公の感じは好きだった。

 

 

 

 

週末は実家の静岡に戻っていた。

近くの川の堤防にゆりが植えてあって、大きくて綺麗だった。

 

土曜日には、母校の中学校で中3のいとこが部活動で練習試合をやっていたので、丸々一試合見た。

野球の試合を10分以上見たのは初めてだったけれど、案外と面白かった。

母校とは言え不審者に思われないか心配だった。

試合が終わって、そのままいとことおばあちゃんの住んでいる家にいって、小遣いをやってきた。

男の子が中3、女の子が小6。

自動車学校に通っていたとき毎度寄ったけど、その時は小学校1年生とかだった。

自分の子供ではないけれど、大きくなってくれると嬉しい。

おじさんのパソコンもなおしてきた。

 

そのいとこと、おばさんに共通して言えることは、良い人だということで

村上春樹の小説のようにとはいかないまでも、自分にとって悪いもの嫌なもののようなところがないので

そういう負の感情を抱かなくてすむ。

ただマイナスにならないと言うだけのことが自分にとっては貴重だ。

 

 

鞄と靴を買った。

靴はぴったりのものを買ったんだけど、足が痛くなったりしないものの、靴下にシミが出来るほど蒸れる。

早くすましたかったからてきとうにかってきたが、失敗したかもしれん。

6年ぶりに買い換えた鞄は、悪くはない感じだけど、少し小さくなった。

後、クリーニングに出そうとしたらスーツのズボンが破けていた。

 

この物質的な一連の不運は、何かを象徴しているかもしれない。

 

 

それでも町は廻っているという漫画の作者のWEBを利用した脱出ゲーム?非常に良い。

漫画は読んだことないけど、読んでみたい。

http://www5.plala.or.jp/okan/menu/heya/heya00.html

 

 

地獄のミサワの「女に惚れさす名言集」
http://jigokuno.com/

昼寝

鴨川ホルモー (角川文庫)
鴨川ホルモー (角川文庫)

マンデラの名もなき看守 [DVD]

マンデラの名もなき看守 [DVD]

アイズ・ワイド・シャット 特別版 [DVD]

アイズ・ワイド・シャット 特別版 [DVD]

 

DVDを二つを見た。

マンデラの名もなき看守は、ネルソン・マンデラとその看守の出会いから釈放までの数十年を描いた映画。

あまり熱心に歴史のお勉強をしようという感じではない。

成長や、困難の打開なんかの一つのテーマについて、焦点が当てられているような感じでもない。

どちらかというと象徴的な意味合いを持つ映画だった。

常に穏やかで平和的であって、その器の大きさを漂わせるマンデラ。

看守のぶれつつも前に進んでいく様子と、決してぶれないマンデラの対比があり、映画としてなりたっていた。

 

アイズ・ワイド・シャットは謎について、人物について、知りたいと思わせる良い展開のある映画だった。

知りたいと思うと、次に目がいく。それは映画を見続けることを選択させる。

謎は全て明らかにされず、行き止まりもいくつか用意されている。

この監督の作品はそんな感じなんだろうか。

キューブリックの作品を見たのは初めてかもしれない。時計仕掛けのオレンジを見てみたい。

フルメタル・ジャケットはDVD持ってるけど、まだ見ていない。

 

映画については、それ以外に、ニコール・キッドマンが良い。

たったの数分で彼女自身への執着が生まれた。

自分のものでないし、自分は夫でもないのに、夫以外の誰かのものになってしまう危うさが身近なものに感じられる。

まぁ、自分だけかもしれないけども、それほど綺麗だった。

 

後、鴨川ホルモーを読んだ。

最近、といっても一昔前だけど、こういうのが流行ったのかね。シンクロニシティか。

読みやすいし、読んでいてそれなりに読みたいと思う佳作だった。

惜しいことには、ストーリーに合わせて、キャラクタや設定なんかの"作中にちりばめられているもの"がカットされている気がしたことだ。

本筋に合わせて配置されているような。

それゆえに、不自然な形で押し込まれているような感もある。

ただ、優先順位を考慮した取捨選択としては、仕方ないのかなという気がする。

ホルモーが先に立つしな。

 

 

最近、休みの日の行動が少し変わって、1時間半~ほど早く起きるようになった。

そして昼飯を定食屋で食うようになった。

後、昼寝をするようになった。

ドトールは行かなくなった。

食事は大事だ。

 

 

後、転職活動というほど活動はしてないけれど、セミナーへ応募したらレジュメが通った。

以前別の職種で出したらセミナーへの参加でさえもすげなく断られたので、期待していなかったが、行って見る。

この後、本応募して書類審査があって、筆記があるようなので、そこを通るだけでも億万が一というやつだけど。

わかったことは一つ、大学出ていなくても足切りされないということだ。

加えてろくなキャリアも積んできていないので、転職しようなどというのもおこがましいが

的に当たったらラッキーくらいで長い目でみてまったりといきたい。

 

その存在そのものに職がついてきて金になるような才能もないし

一発当てようと思うだけやりたいこともないし、欲しいものもない。

何をするにも、才能か欲(意欲)、そのどちらかがまず必要だ。

運はその後だ。

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