「おくりびと」を見た。
日本にある死生観を、納棺師という職業を通じて描いた映画ということだ。
賞とか、批評、日本の文化だとかはいろんな人に任せるとして
日本のどこかには間違いなくあるこういった考え方に、自分はなじむなぁと改めて思った。
礼を尽くすという考え方なんかもとても好きで、日本にはそういったものがあるということについて、少し誇らしく感じる。
広末涼子の演じる美香が、夫の職業について本心を漏らしたとき、自分自身が侮辱されるよりも、激しく憤りを感じた。
憤怒といっても良いくらいだった。
これは、自分の考え方が普通だからなのか、普通でないからなのかはよくわからない。
「ファンシィダンス」や「シコふんじゃった」なんかでも良い空気を出していたけど、本木雅弘のあの雰囲気は良かった。
何気に姿勢が良いなぁといつも思う。砕けた場面を演じるときも
何考えてるか読めないミステリアスな雰囲気が良いスパイスになってるように思う。
広末涼子も若いときは全然興味なかったんだけど、だんだん良い女性になってきた。
かわいい大人の女性は素敵だ。
宮沢りえなんかも大好きなんだけど、似たものがあるような気もするので
もう少しかかるかもしれないが、色々やっているのをみたい。
死というものに、まだそんなに触れたりしたことはないんだけど
自分はどちらかというと他人の身になって考えたりすることが苦手なので
どうしても自分が同じ立場だったらどう思うか、とかそういう形で考えてしまう。
偽善の域を出ないような気がするけれど、自分にとって大事な人が辛い時間にあるとき
自分自身の存在が少しでもプラスに働いてくれればと思う。
誰それが結婚したとか、子供が出来たとかいう話をちらほら耳にするようになってきて
今までそれほど向かい合わずにいた、命の話題が出てくることも多くなってきた。
自分も、子供が欲しいなぁと思う。その前にお嫁さんだけどね。
結婚して、家族になるということは、生きる上でとても強くなれるように思う。
そう思った経緯なんかは、少し変わっているので差し控えたい。
「おくりびと」は見て良かったと思える映画だった。
次はアイアンマンとか見たい。
明日は日勤で会社にいって、夜から実家に帰る。
金曜日にミニバスの集まりがあるようなので、コーチに顔だけでも出してくる。
そんで、土日と伊勢のほうに家族で旅行にいってくる。
ここ1年半ほど始業2時間前に出社している関係で、5時起きなので、そろそろ寝ないといけない。
最近blogをはじめたけれど、昔と違って、少し更新する時間も簡単にとれなくなって、おっさんになったなぁと思う。