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2009年3月 Archive
stride
三連休は実家に戻っていて、その後伊勢に行ってきた。
悪天候と混雑でほとんどお伊勢参りくらいしか、まともに行ってきたといえるものがないけれど
妖怪のすんでいそうな森林と、本物の結界をみれたので、良かった。
刺身は歯ごたえがよかったし、伊勢うどんはうまかった。
今回はいつもと違い、夜勤明けでそのまま帰るというかたちではなかった。
疲れを溜め無くてすむと思ったんだけど、金曜にミニバスのOB会に参加して1時間未満ほどミニゲームをしたら、次の日から筋肉痛がでた。
土曜日はそうでもなかったけれど、日曜日に悪化。運動不足のようだ。
加えて実家ではなぜか不眠気味できつかった。
後はやっぱり外出すると、体の不調の影響がにじみ出てくる気がする。
普段出ていない疲れが実家に戻ったから出たのかもしれないけれど、何となく以前から出ているCFS?の症状な気がする。
少し外に出ただけで明らかに疲労困憊することはなくなったし、頻繁に37.5度を超えることはなくなったけど
体温は37度前後をキープ中。なんだろうね。
ミニバスはOB達もますます増えているようで、高校生は元気だった。
一人元気なのが居て、ガンガンあたりに来るから、こちらもスクリーンアウトを頑張ったら
別の子はそうでもなくて吹っ飛ばしてしまった。超謝った。
ミニバスの中の人間関係に流れている、あの騒がしい独特の空気が好きだ。
昔はこうやって良いものだと受け入れる余裕?は自分にはなかった気がする。
書いておくことが多いので言葉を選ぶ必要も余裕もないけれど、そんなところ。
三連休後に、3本映画を見た。
めがねはかもめ食堂と同じ監督さんで、スタッフなども大分似通っているとのこと。
小林聡子と、もたいまさこがまた出ている。
鹿児島で撮影されたらしく、のんびりとした宿とその周りの人々を描いた映画。
もたいまさこの魅力を余すところ無く描いていて良い。
彼女の態は良い。姿勢、動き方、バランス、表情。
ありそうな品の良さと愛想に、なさそうな不敵さやとぼけ具合が渾然一体となってシュールすぎる。
それだけではなく、もう一枚上に何かある。マニアックだけど。
アイアンマンはプロットをごちゃごちゃさせてたら相当退屈だった気がするが、余計なものが省かれていてそれなりに良かった。
どんな場面に時間を使っていたのか全然思い出せない。
3部作?だか、もっと連作になるようで、序章だからか、ヒロイックな部分の描写も控えめだったのか、そう多くはなかった。
自分は車名をカローラくらいしかいえないけど、メカは人気ありそうだ。
ディスタービアは素材を生かし切れて無い感がすごい。
中途半端感もすごい。
ミステリでもなく、スリラーでもなく、色恋も、シリアスもドラマも半端。
その全体的な説得力のなさから、落ちに不自然ささえ感じる。
でも、シャイア・ラブーフ は日本人受けしそうな感じで自分も好きだし、デヴィッド・モース はますますさえてる。
背景として出てくる部屋のセットだとかもなんか見てて飽きない。
のぞきも、電子足錠も新鮮だし、何故か妙に退屈しない。
ということで、何かある気がする。めずらしい感覚。
木曜日は送別会だった。
何人か職場から出て行く。
女の子がいなくなるのが痛い。代わりは来ず。
この世の偏りを考えれば、居るところには独り身の女の子があふれかえっているはず。
個人的に興味を持てる女の子はそう簡単にあらわれなさそうだけど、ガンガンと練習していきたい。
女の子によろこんでもらうのは男の仕事の一つなので、褒めたり、気を使ったりと、そういう能力が欲しい。
興味が無くても、「あなたにすごく興味があってとても好意を持っています」と
全く直接的でなしに、かつはっきりと表明するのは礼儀のようなものだと思う。
とりあえず、みんな自分の終電は気にしているようで、2次会が終わるとさーっと居なくなった。
颯爽と5分前に先に金渡して帰れば良かった。
しかたがないので、自分を敬愛してくれている職場の後輩の実家のマンションに泊めてもらった。
驚いたのが、着いて、ドアを開けたら家族の皆さんが居間っぽいところで寝てた。
何故かお姉さんは自分の部屋があるのに、床に寝床をつくって寝ている。
聞けば寂しがり屋とのこと。
後輩の部屋を通るにはそこを突破するしかなかったので、またいで先に進ませてもらった。
自分はあんま遠慮しない方だけど、想像の斜め上だった。
泊めてもらって大変助かったので、お母様にはまた機会があればお礼を言っておきたい。
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おくりびと
「おくりびと」を見た。
日本にある死生観を、納棺師という職業を通じて描いた映画ということだ。
賞とか、批評、日本の文化だとかはいろんな人に任せるとして
日本のどこかには間違いなくあるこういった考え方に、自分はなじむなぁと改めて思った。
礼を尽くすという考え方なんかもとても好きで、日本にはそういったものがあるということについて、少し誇らしく感じる。
広末涼子の演じる美香が、夫の職業について本心を漏らしたとき、自分自身が侮辱されるよりも、激しく憤りを感じた。
憤怒といっても良いくらいだった。
これは、自分の考え方が普通だからなのか、普通でないからなのかはよくわからない。
「ファンシィダンス」や「シコふんじゃった」なんかでも良い空気を出していたけど、本木雅弘のあの雰囲気は良かった。
何気に姿勢が良いなぁといつも思う。砕けた場面を演じるときも
何考えてるか読めないミステリアスな雰囲気が良いスパイスになってるように思う。
広末涼子も若いときは全然興味なかったんだけど、だんだん良い女性になってきた。
かわいい大人の女性は素敵だ。
宮沢りえなんかも大好きなんだけど、似たものがあるような気もするので
もう少しかかるかもしれないが、色々やっているのをみたい。
死というものに、まだそんなに触れたりしたことはないんだけど
自分はどちらかというと他人の身になって考えたりすることが苦手なので
どうしても自分が同じ立場だったらどう思うか、とかそういう形で考えてしまう。
偽善の域を出ないような気がするけれど、自分にとって大事な人が辛い時間にあるとき
自分自身の存在が少しでもプラスに働いてくれればと思う。
誰それが結婚したとか、子供が出来たとかいう話をちらほら耳にするようになってきて
今までそれほど向かい合わずにいた、命の話題が出てくることも多くなってきた。
自分も、子供が欲しいなぁと思う。その前にお嫁さんだけどね。
結婚して、家族になるということは、生きる上でとても強くなれるように思う。
そう思った経緯なんかは、少し変わっているので差し控えたい。
「おくりびと」は見て良かったと思える映画だった。
次はアイアンマンとか見たい。
明日は日勤で会社にいって、夜から実家に帰る。
金曜日にミニバスの集まりがあるようなので、コーチに顔だけでも出してくる。
そんで、土日と伊勢のほうに家族で旅行にいってくる。
ここ1年半ほど始業2時間前に出社している関係で、5時起きなので、そろそろ寝ないといけない。
最近blogをはじめたけれど、昔と違って、少し更新する時間も簡単にとれなくなって、おっさんになったなぁと思う。
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シャドー
誰も知らないを見た。
実話を元につくられた映画のようで、母親に置き去りにされた子供達が生きていく映画。
「歩いても 歩いても」よりも、映画っぽくて、映画だから醸し出せるような現実感があった。
演技を知らない子供にその場で台詞を教えるような形で演じてもらったらしいけど
きちんと演じられている「歩いても 歩いても」と比べるのも面白い。
色々と腑に落ちた場面があった。
嘘も、本当を混ぜると、ぐっと本当よりに染まるものだけど
子供達が種を植えていた流れは本当に腑に落ちた。
子供は神秘的だ。
後、家族がそこにあることを、見ている最中に強く意識させられた。
良いものを見た。
眠いが、気になったことがあるので。
シャドウもしくはシャドーという心理学の概念があるらしい。
知識の体系である、こういう"学問"には本当に疎いのだけど
これも自分の中になんとなくあって、今まで外に表されていなかった考え方だったので残しておきたい。
その概念だけがいいなとおもったし、上のリンクは登録しないとさきが読めないしで
あまりちゃんと読んでもないのだけど
人は無意識に?自分を抑圧をしていて、その抑圧したものが他人の自我や存在に好ましくあらわれていたりすると
嫌悪感を抱くという。
これはとても面白い。
逆に言えば自分の反応から、自分の抑圧がわかると言うことだ。
本当に自分の欲しいものもわかるかもしれない。
もしくは自分にはたりないものがわかるかもしれない。
これに限らず、人が何かを思ったり、反応をしたり、
そういうものにはすべからく理由付けが出来て
そういうのを逆から眺めると色々としれたりする。
我慢できないくらい眠いので寝る。
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ソウルフード
かもめ食堂をみた。
フィンランドで日本食を出す食堂をやっている女性と
ひょんなことからフィンランドにやってきて、少し滞在することになった二人の女性のお話。
食事がつくられている様子は、とても素敵だ。
後、おにぎりも、コーヒーも、誰かに作ってもらった方がおいしい。そうだよねって思った。
なんとなくわかっていても、あらわれてないこと、の一つだった。
見終わって、お腹が減った。
主演の一人である小林聡美は魅力たっぷりだった。
彼女の魅力は、好きだ。気風というか。今まで気付いていなかった。
WIkipediaを覗いてみたら、夫は三谷幸喜とのこと。
もやんとした気持ちになるが、悪い気持ちというわけでもない。
何一つ言葉ではわからないけれど、得心がゆくというか、知っている気がするというか。
ただ、元となった気持ちは、同属何とやらかもしれない。
後、レッドクリフを見た。
三国志は漫画やら何やらで色々と題材にされているけど、いくらでも見たい。まぁ主に漫画だけど。
大作だと思う。
naming.jpで姓名から相性診断のようなものが出来る。
ちょっと気になって、知る限りの女性の姓名つっこんでやってみたら
恋愛縁とか性格は良く合うのに、結婚後の縁が良いのが全然でなかった。
単純にこっちの方が合いにくくなってんだろうか。もしかしたら、自分は結婚向いてないのか。
小林聡美でやってみたら、初めて夫婦縁と夫婦愛が良かった。
ますます姓名判断を信じそうだ。
ああ、炊いたご飯でつくったおにぎり食べたい。
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怪異
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ぐるりのこと。とアキレスと亀を見た。後ウォンテッドを見た。
ぐるりのこと。は厳しい現実に打たれてへたばりそうになってしまった夫婦が
90年代を通じて活力を取り戻していく様を描いた映画だ。
演じている人達がとても、魅力的で、自分自身の人生を利用してやっている感じがする。
特に、リリー・フランキーは、あんな人なんじゃないかと思う。
木村多江はとてもかわいかった。
アキレスと亀もある男と、その男の夫婦の関係の話だ。
絵を描く男の生き方も、それを包み、寄り添う妻の生き方も、風変わりだ。
体当たりするつもりで鑑賞して楽しむと良いと思う。
ウォンテッドは馬鹿っぽかった。
アクション映画というのは、良い意味で、馬鹿っぽさという性質を強めてあると思うのだけど
普通のアクション映画よりも、その傾向が強かった。
それは個性であるので、誰にでも楽しめるというような幅を少し狭めてしまう場合がある。
弾丸が頭蓋を貫くということを、あまり具体的に想像しないたちであれば、より良く楽しめる。
水曜日は、職場の後輩と肉を食いに行った。
肉も食い終わり、まだ9時にもならないので、ちょっと行ってみようと言うことでバーというものに行って見た。
オーセンティックバーと書いてあったのはバーナビで見ていたけど
まさか葛西なんかにあんなようなバーがあるとは予想の埒外だった。
カウンターのみ7席で、メニューも置いてないという、恐らく若い人はそんな飲み屋があるとは知らないような感じの
薄暗い店だった。
マスターはとても良い感じの方で、雰囲気の中に人懐こさもにおわせていて、一人で少し寄るには良さそうだった。
途中から来たおじさんが自分たちに一席打ってきて、人の話を聞くのが好きな自分たちは、快く拝聴した。
バーで良い酒を飲むのは良いとか、そういうようなお話だった。
見事な応対の褒美としてか、おじさんに一杯ずつ奢ってもらった。
そんなこともあり、色々飲んでみたいという欲も出たからか、飲み過ぎてしまった。
今年に入って酒が抜けきるのが次の日の午後になるようなほど飲んだのは、3度目だ。
去年は一度もなかったかもしれないのに。
ハイチオールCの庇護の下、気をゆるませ過ぎていて、ついつい量が増えてしまうのだろうか。
機会を見つけては、少し自重したい。
次の日の朝、例外なくダウナーな感じに襲われ、毒素が抜けきるまで耐えて忍ぶ覚悟で横になっていたら
ここでまた貴重な体験をした。
幽霊である。
ほぼ間違いなく幻覚であるので、心霊体験としてしまうと誇張があるが
そこは大いに誇張して話の種としていきたい。
実際には、6時かそれよりも早い時間、夢と現実の狭間にいるような意識で
子供、もしくは女性の話し声が左方から聞こえた。
その直後、自分の寝ている寝床を、波紋のような形だと想像できる揺れが走り、同時に嫌な予感がした。
寝たまま見える正面方向の窓にはカーテンが掛かっており、そのカーテンの上には黒のパーカーとシャツなどが部屋干ししてあるのだけど
それが黒髪白衣の女に見えた。
視力が損なわれているからか、寝ぼけているからか、ぼんやりとしており
ぼんやりとしていなかったら、間違いなくパーカーとシャツだった。
必死に喝を入れて、寺生まれのTさんばりに撃退しようとしたが、喉がからからだったためか
「かっ」という掠れた音が漏れ出るだけだった。
何度かそういったことを試みた後、自然と体の自由がきくようになり、そのまままた寝たような気がする。
以前、目を開けたまま金縛りにあった時は天井だけが視線のさきにあったからか何もでてこなかった。
貴重な体験が出来たと思う。次回は体の自由が万全な時に、また怪異と遭遇したい。
今日は朝から髪の毛を切って来た。
夕飯の買い物も済ませたので、今日は余裕がある。
最近、ジャック・ケルアックの路上という小説を読んでいる。
自分の人生に無責任になることについて少し考える。
後、とてつもなくどうでも良いことを話すきっかけとして、一杯話しかけてくれると
よっぽど好いてくれているのかと嬉しい気分になる。
NANAの21巻が出たので読んだ。
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3月
最近は女神転生Ⅲのプレイ動画を見ていた。
初めてニコニコ動画でまとまった時間の動画を見て、コメントを楽しんだりした。
それほど長時間ではないとは言え、既に去年一年のTVの視聴時間を超えたかもしれない。
色々と時代の流れを身をもって体験出来た気分になれてよかった。
サービスの画質向上が一般化すると、もう一皮むけるかもしれない。
ニコニコ動画は、なんか対応してるブログサービスでないと、そのまま貼り付けられないようだ。
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映画はそんな見なかったけど、闇の子供たちをみた。
ざっと情報に触れてみて、特に感じるものがなければ見なくていいと思う。そんな感じだった。
一つだけ、宮崎あおいにはいらっときた。
いらっとさせられたのだと感じたけど、演技だとか演出だとか、映画のどの要素がその意図を汲んでいたのかはわからない。
はたまたミスリードなのかも。
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それと、表題作以外に少し残っていた、阿部和重のグランド・フィナーレを読んだ。
『例の解せぬ気分が直ちに歯止めを掛けてくるのだよ、ちーちゃん。』
という感じで、物好きな人は、小説が好きな人はそういうもんかもしれないけど、楽しめるんじゃないだだろうか。
その後、陽気なギャングが地球を回すを読んだ。
伊坂幸太郎は、かなり意識的に読んでいる作家の一人だ。
何故か自分はあまり物事を作り手で選んだりしないんだけど、そう多くはない例外の一つだったりする。
何故特別読んでいるのか、その魅力を簡潔に表現するなら、それは"話の面白い奴の話を聞く"のと似ている。
それが楽しめれば、読んで楽しめる。
負担もなく、小難しさもなく、冗句があって、ちょっとばかり本を読んだ気分になる。
そういった意味じゃ、ゴールデンスランバーなんかは、ちょっと違うのかもしれない。
後は、正直羨ましい。 これも特別な要素だ。
こまごま書いてると意外と時間がかかる。
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