ハッピーフライト ビジネスクラス・エディション(2枚組) [DVD]
ハッピーフライトとセルラーをみた。
ハッピーフライトはとても面白かった。
ぴりっとしたプロフェッショナルの気質と、心温まるやわらかなエピソードと
好奇心をそそる普段見慣れぬ航空業界の裏側が相俟って、見ていて飽きない。
それぞれのキャラクターの存在感も、過不足無くちょうど良い感じだし、みんな良い。
完成度という意味では、高いんじゃないかと思う。
寺島しのぶも好きだし、吹石一恵も若い人だけど珍しく好き。綾瀬はるかも面白い顔してる。
セルラーは携帯電話を軸にしたサスペンス。
わけもわからず監禁されてしまった女性が、部屋の中の壊された電話を寄せ集めて修理し、やっと繋がった先が今時の若者という流れ。
次にどうなるのかわからなくて、はらはらして、テンポも良く、隠し味程度にコミカル。
女性役の演技は真に迫っていた。
完成度という意味ではどうしてもサスペンスものは細部にこじつけが入ってくるけれど、総じて出来映えの良い映画だった。
フォーンブースと脚本の人が一緒だそうだけど、まだそちらは見ていない。
後、シンセミアを読んだ。
長い。緻密で壮大で、完成度も高い。
人々の関係性は粘度高く描かれ、事実や出来事の連なりから、連鎖、爆発までを含んでいて、たたみかけてくる。
あまり優しさがないので、人によっては嫌になってしまうかもしれない。
行こうと言われたので、昨日も一ヶ月ぶりにノブと葛西のbarにいって飲んできた。
夕飯に人気のあるらしいつけめんを二人で食ってからいった。
無口な自分と違って、しゃべるのが好きな連れがいるおかげで毎度他の客と会話がある。
来月実家に帰る話をしたら、バイクの後ろに乗せてやるから一緒に帰ろうと持ちかけられたが、日の折り合いが合わなかった。
マスターは先日フランスに買い付けと勉強にいってきたとかで、リンゴの酒があった。
他の客が勧められた関係で、初めてグラッパというのを飲んだが
やはりちょうど良い酒量には一杯多かった気がする。
人嫌いのようなものはゆっくりと進んでいる。
おそらく傾向としてはあまり良くない。
間違いなく、思考停止も巻き込んでいる。